2025/07/07 14:26

世の中にはさまざまなアバランチショベルがありますが、Transitのお気に入りはbcaの「RS EXT」です。

説明し始めると非常に長くなるので、まずは要点だけ挙げていきましょう。

■ハンドル
・力を入れやすい変形T字ハンドル
・シャフト断面が涙滴型で握りやすい
・シャフトの断面形状のおかげで組み立てが早い
・ショベルのほか、クワとしても使える
・カラビナなどを通す穴があいており、使いみちが広い

■ブレードについて
・ネックレス構造で収納性抜群
・ブレード背面がフラットでスノーピットの仕上げがしやすい
・ブレード面積が適度に大きいので、掘り出しのスピードが早い
・ブレードの先端が僅かに尖っていて掘りやすい
・ブレードの肩部分がフラットで、足で踏む時に力が入りやすい
・ブレードをスノーアンカーとして使用できる穴があいている
・スキーでタンカを作るときに使える穴があいている

などです。この中でも

1)組み立てが早い
ブレードの受け部分が斜めにカットされているので、シャフトを差し込むのではなく、端を引っ掛けてこじるようにするだけで、固定ピンを押し込まなくてもするっと差し込むことができます。この時、シャフトの断面が丸形や楕円でないことが役立っています。というのも、涙滴型断面形状であるがゆえに、シャフトがはまる位置は自動的に決まってしまいます。そのためにピンの位置やシャフトの向きを気にすることなく、入る方向に入れればOK。細かい作業を求めない、という部分で、この仕様はとても気に入っています

2)ネックレス構造
ブレードからシャフトの受けとなる首部分が飛び出していないので、収納性は抜群です。また、転倒した際に首部分が背骨を圧迫するという心配もありません。薄いスペースに収納できる、という部分も、このショベルの大きな特徴です

3)背面がフラット
積雪構造を調べるために1.5mほどの穴を掘ることがありますが、その際には穴の壁面を平らに仕上げる必要があります。そうしたとき、ブレード背面が平らなRS EXTはとても優秀です。ブレード先端はわずかに尖っていますが、ギザギザしていないので余計なラインを入れることなく壁面を作り上げることができます。

といったあたりは、特に評価したいポイントです。注意点としてはシャフトの長さ。収納時でも約46cmありますから、バックパックによって、特に20リットルクラスのアバランチパックではギアポケットに入りきらないことがあります。興味をお持ちの方はぜひともご自分のバックパックを店頭にお持ちになって、収納状況をお確かめになることをオススメします。